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2011年09月05日

オンライン翻訳

英語スピード翻訳というサービスを利用してみました。

ネット上で自動的に見積ができて、発注すると自動的に翻訳者さんが割り振られて翻訳されるというもの。

30分、90分、4時間、8時間、24時間、3日間、5日間のコースがあって、指定できます。納期が長いほうが料金が安いので、私は5日間のコースで発注。金曜深夜に発注したら、その5分後位に翻訳者さんが決まったとメールがありました。この時間に発注できるだけでも驚きです。

5日間コースだったので気長に待つつもりでしたが、日曜午後3時位にはもう納品されました。

普通の翻訳会社だと、翻訳者さんが翻訳してからチェッカーさんがチェックします。このスピード翻訳はチェックがないことを考慮すると、取り立てて安いというわけでもない料金。でも出来上がった翻訳のクオリティは高かったです。原文のミスまで直ってました(笑)

欠点は、

・見積金額をメモっておかないとあとから管理画面で再確認したりできない。
・翻訳者を指定できない。
・フィードバックできない。

というところです。

翻訳者さんも全部の法律に精通しているわけではないと思います。英訳するのに日本語の法律の意味を取り違えたりとかしていることは多々あります。そういったときフィードバックができれば、ここはこういう意味なので、訳し直してもらえませんか? などと再依頼することができるのですが、このサービスだとそれができません。

ただ、上記の欠点をなくした姉妹サービス(「入札式翻訳サービス」)もあります。

==
なんでも自分の業界に当てはめて考えてしまう癖があるのですが、法律業務もアメリカではネット発注が進んできているようですね。Googleも出資しているRocket Lawyerでは累積ユーザ数が2000万だとか。

日本で似たようなサービスをしている弁護士ドットコムは13万位のようですから、かなり水をあけられていますね。

日本だとそういうサービスに登録するのを司法書士会が牽制していたりしますが、アメリカでもそういう圧力はあるようで、「コモディティ化を拒む最後の業界はリーガルサービスだ」みたいな記事をどこかで読みました(出典出せずすみません)。

オンラインリーガルサービスの何が悪いかというと、質の悪いサービスを提供している事業者でもお金さえ出せば大きな広告枠を買って仕事を集められるところでしょうか。ネット広告の見た目で判断したユーザが知らず知らず劣悪事業者に依頼してしまう可能性がある、と。

それから業界側の言い分でいうと、名板貸し(資格の無い人が資格者を使って儲けること。資格がなくても資格業ができてしまって資格の意味がないので禁止されている)と同様だ、ということでしょうね。

いずれはこういったサービスが広がりそうな気がしますので、そうなる前に司法書士会や各資格者団体がこういった紹介サービスをすればよいと思うのですが。

mroppon at 22:44│Comments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 業務あれこれ 

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この記事へのコメント

1. Posted by 吉田   2011年09月07日 09:10
似たようなYAQSというサービスを時々利用していますが、料金が格段に安く、フィードバックもでき、お気に入り訳者の指定もできますよ♪
ご参考まで。
2. Posted by 管理人   2011年09月07日 09:19
吉田様、有益な情報提供ありがとうございます。

今YAQSのHPをみてみましたが料金が確かに激安ですね(あそこまで安くなくてよいので高品質なほうがよいのですが)。今度試してみようと思います。

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