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2005年05月29日

資本金の払込

会社設立ワンポイント(資本金の払込)

日比谷公園の噴水会社を設立するときの資本金は、現金と物(現物出資)のどちらでもかまいません。資本金が1000万円というのは、設立時の会社の財産が1000万円以上でしたという意味なので、現金でも物でもよいのです。

現物出資は不動産、パソコン、車など、物を会社に対して出資する方法ですが、今回は現金で出資する方法について説明します。

現金を出資する場合は、銀行、信金、労金等の金融機関(郵便局はNG)に対して、現金を払い込んで、払込金保管証明書を出してもらいます。

全くお付き合いのない銀行等に依頼しようとすると門前払いされることもありますので、個人的に住宅ローン、給与振込、公共料金引落しなどを利用している銀行に依頼した方がスムーズに事が運ぶと思います。できれば、会社設立を決めた時点で、払込手続を依頼しようと考えている銀行等と事前に話をしておいたほうがよいでしょう。その際、銀行での必要書類も確認しておいてください。

もしいくつか銀行等をあたってみても払込手続を引き受けてくれるところが見つからなかった場合、設立後の税務顧問を依頼しようとしている税理士さんがいれば、その税理士さんに払込を取り扱ってもらえる銀行等を紹介してもらうといいかもしれません。その他にも、いろいろやり方がありますので、悩んだときはご相談ください。

定款のコピー、印鑑証明書等の必要書類を提出して審査ののち現金を振り込む(金融機関によっては現金を持参)などの手続に大体3日〜1週間を要し、完了すると払込金保管証明書がもらえます。

これで払込の手続は終了です。銀行に預けたお金は、会社設立後に下ろすことができるようになります。

<おまけ>

本を見ると、よく金融機関の払込手数料は資本金の0.25%などと書いてあります(資本金1000万円の場合、税別で25,000円)。
都銀の場合はその倍ぐらい請求されることが多いようです。
最高は7万円位まで聞いたことがあります。
本当に0.25%の金融機関ってあるのかな? ということで、調べてみました。

仙台銀行は0.3675%(妙に細かいのは、税込だから)
JA安佐は0.25%+消費税+実費(実費がいくらなのか気になります)
協栄信用組合は0.2625%(税別だと0.25%ですね)
石動信用金庫も0.25%+消費税
豊田信用金庫も同様
蒲郡信用金庫は0.2%+消費税(安いですね)

そして今回調べた中で最安値は北上信用金庫の0.105%+3,150円でした。


mroppon at 17:04│Comments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 会社設立 

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この記事へのコメント

1. Posted by 通りすがり   2008年05月21日 10:23
>蒲郡信用金庫は2%+消費税(安いですね)

桁を間違ってないでしょうか?
あるいは、「高い」の間違い?
2. Posted by 管理人   2008年05月21日 10:29
こんにちは。
確かに桁を間違っておりましたので、謹んで訂正させていただきました。
ご指摘ありがとうございました。

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