2018年07月04日
AIと司法書士
前回の記事からだいぶ間が空いてしまいました。
今の時代を生きる者としてやはりAIとは何かくらい知っておかないといけないと思い、付け焼き刃ですが、
とか、
を読んでみました。
2冊とも同じ著者のものですが、AIの歴史や仕組み、活用分野などを概観するのにとてもよい本です。
2冊目が1冊目のアップデート版と言えなくもないですが、AIの歴史的な話にも興味があれば、1冊目も読んで損はないです。
そして司法書士業務への影響ですが、登記をとりまく諸々の状況から考えて、当面業務の形態が大きく変わることはないのかなあと。最近の改革(設立登記が3日で終わるとか)も、他省庁から強力に要請されて仕方なく、という印象を受けました。
本当はAIを取り入れれば法務局の審査を1日で終わらせたりするのはそう遠くない未来に可能だと感じます。
司法書士の書類作成業務は、現在でもソフトの助けで楽になってきてはいますが、AIを活用すればもっと漠然としたヒアリング内容から完璧に書類を作ったりといったことも可能でしょう。ただ、そもそもそのような時代に現在の登記制度のままでよいのかという問題もあります。
また、登記というニッチな分野でお金をかけてペイするのかわかりません。今でも登記相談ロボットのようなものは作れそうですが(取り込むべきデータが他分野と比べて少ないと思われます)、誰も手を付けていません。
法務局だけの責任ではありませんが、せめてハンコをなくすか電子署名が普及すれば、だいぶ見える景色も変わってきそうな気がします。
今の時代を生きる者としてやはりAIとは何かくらい知っておかないといけないと思い、付け焼き刃ですが、
とか、
を読んでみました。
2冊とも同じ著者のものですが、AIの歴史や仕組み、活用分野などを概観するのにとてもよい本です。
2冊目が1冊目のアップデート版と言えなくもないですが、AIの歴史的な話にも興味があれば、1冊目も読んで損はないです。
そして司法書士業務への影響ですが、登記をとりまく諸々の状況から考えて、当面業務の形態が大きく変わることはないのかなあと。最近の改革(設立登記が3日で終わるとか)も、他省庁から強力に要請されて仕方なく、という印象を受けました。
本当はAIを取り入れれば法務局の審査を1日で終わらせたりするのはそう遠くない未来に可能だと感じます。
司法書士の書類作成業務は、現在でもソフトの助けで楽になってきてはいますが、AIを活用すればもっと漠然としたヒアリング内容から完璧に書類を作ったりといったことも可能でしょう。ただ、そもそもそのような時代に現在の登記制度のままでよいのかという問題もあります。
また、登記というニッチな分野でお金をかけてペイするのかわかりません。今でも登記相談ロボットのようなものは作れそうですが(取り込むべきデータが他分野と比べて少ないと思われます)、誰も手を付けていません。
法務局だけの責任ではありませんが、せめてハンコをなくすか電子署名が普及すれば、だいぶ見える景色も変わってきそうな気がします。